内容説明
詩人アレン・ギンズバーグが旗手となったアメリカン・ビートゼネレーション、60年代に颯爽と現れたビート詩人・支路遺耕治。リトル・マガジン『他人の街』が残した詩的なアバンチュール。「おおさか」を舞台にした一人の青年詩人の生きる方法としての詩作と油絵。愛と性をめぐるドグマと咆哮のなかでめまぐるしい青春が疾走する。
目次
第1部 詩集『増補疾走の終り』篇(未刊詩篇;詩集『疾走の終り』 ほか)
第2部 詩集『増補疾走の終り』への批評・評論
第3部 詩集『日常の移行』篇(詩集『私信』;詩集『巨影なる断章』 ほか)
第4部 その他の批評・評論・雑文
第5部 支路遺耕治・川井清澄年譜、自筆年譜