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銅版画家長谷川潔 作品のひみつ

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  • サイズ B5判/ページ数 223p/高さ 24cm
  • 商品コード 9784947666390
  • NDC分類 732.1
  • Cコード C3071

目次

序(メッセージ;長谷川潔芸術のひみつ)
1 裸婦とミューズ(美の女神)―象徴的な女性像(渡仏前;神話と象徴の女性像 ほか)
2 風景―丘上の古村、窓、樹木(木版による風景画;マニエール・ノワールへの道 ほか)
3 草花・静物―日常にひそむ神秘、宇宙のリズム(渡仏前;草花 ほか)
4 小さな世界(挿絵と装丁)―文学、音楽、食との交感(雑誌;単行本 ほか)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

koke

7
展覧会図録だがかなり網羅的でcat.no.258まである。渡仏前の表現主義的な木版画や、日夏耿之介・堀口大學の詩集の仕事ははじめて見た。そして何よりメゾチントの黒と、エングレーヴィング・ドライポイントの白。いつまででも見ていられる。2024/12/07

ハチアカデミー

6
B 大正~昭和期に国内外で活躍した版画家の作品集。まったく未知の方であったが、横浜美術館にて一目惚れ。堀口大学、日夏耿之介らの挿絵・装丁を手がけたことも納得の、独特の世界観がある。本書の装丁にもあしらわれている、どこかサイズが奇妙な植物画、静謐な黒の中にオブジェクトがぽつんと置かれるマニエール・ノワール作品共に良し。書籍だけでは物足りないので、また長谷川潔展を是非是非開催して欲しい。もしくは、版画を買うか!? 戦前の雑誌に使用された版画・絵画の歴史を知れば、まだまだ良い作家も出てきそうだな。2012/09/16

warimachi

2
初期はたとえば堀口の表紙のものなど、ほんのりルドンの影響を受けていたりするんだろうなあなどということに今回初めて気付いたものの、やはりこの人の画にはこの世界のどの時代にも属さないような独特さがある。2012/12/14

winelife117

0
この本には、生い立ち・技法が書かれているのが楽しい。 長谷川は、20歳のころ、黒田清輝に素描を習い、岡田三郎助と藤島武二から油絵を学び、バナード・リーチから銅版画技法を教えてもらったという。 渡仏前の作品は、荒削りな黒色木版画。1925年から長谷川の技法は、マニエール・ノワールとドライポイントという対照的な技法を極めていった。驚いたのは、マニエール・ノワールの風景画の作品数は多くなく、年に4,5点しか制作していない寡作ぶりです。 版画技法では、 1.刷り師に任せていたが、時には自分で17世紀型木製銅2012/02/17

fuchsia

0
その前半生は絵に描いたような裕福なアッパーミドルの華麗な遍歴(健康とか受験とか苦労はそれなりにあったようですが)が繰り広げられており、こういう下地だったから執拗な技法探求とか内省的なテーマを選択したのかなどと妄想。2011/05/29

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