出版社内容情報
秀抜な伝統木版技法を生かし、人間の内面を凝視して叙情豊かな現代版画を創作。精魂を尽くした作品は当然のことに寡作となる。見ることの少ない作品を原寸に近いカラー図版で掲載。没後その評価はますます高まる。
内容説明
己の内面を真っ直ぐに刻み続けた「木版画の詩人」清宮質文。版のもつ独自の美を追い求め、精魂を尽した摺は、一枚、あるいは数枚しか摺られなかった作品が多い。愛好者に秘蔵された作品を新たに撮影し、多くを原寸で掲載した。
目次
図版
壜の中のひと
雑記帳から
版木
収録作品リスト
清宮質文年譜