そして、干潟は残った―インターネットとNPO

そして、干潟は残った―インターネットとNPO

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  • サイズ A5判/ページ数 310p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784947637628
  • NDC分類 519.815
  • Cコード C0036

内容説明

藤前干潟ゴミ処分場埋め立て計画を断念に持ち込むことになった要因はさまざまに分析され、いずれ1979年から続いた運動の代表者である辻淳夫さんがその全貌を著書として報告されるはずである。本書は運動の最後の2年間だけの報告であり、しかも主な内容は、辻さんがインターネットを用いて発信したメールとそれに応えた人々とのコミュニケーションの記録でしかない。なのにこの2年分を読んだだけでも、辻さんが守ろうと訴えてこられたのは干潟だけでないことがわかる。情報の開かれた民主社会、市民の立場に立つ報道やメディア、都市計画への市民参加などさまざまな情報社会に対する辻さんの感性が随所に散りばめられた2年間のメールのやりとりには情報公開への辻さんの願いと実践が凝縮されているのである。

目次

藤前干潟は海だった
インターネットとの出会い
マスメディアの藤前報道(1997年当時)
情報公開と環境行政
新聞と「守る会」
本来のアセスメントを!(「環境への影響は明らか」の意味)
干潟へのいざない(百聞一見百見一触)
地元紙への批判から協働へ
環境庁と自治体
さまざまな専門家たちの協働〔ほか〕

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