内容説明
『マルコポーロ』誌廃刊にいたるドラスチックな展開のなかで、肝心の「ガス室」については十分な論議が尽くされず、問題は残されたままになっている。この問題の争点はどこにあるのか、なぜそのような議論が出てくるのか、欧米での論争をフォローし、現地調査をふまえながら、問題の核心に迫る。
目次
序章 疑惑の旅立ち―または「未確認情報」による「戦時宣伝」物語のあらすじ
第1章 身元不明で遺骨も灰も確認できない「大量虐殺事件」
第2章 「動機」「凶器」「現場」の矛盾
第3章 発言処罰法制定の裏の裏の背景
第4章 イスラエル・コネクションの歴史的構造
第5章 未解明だった「チクロンB」と「ガス室」の関係
第6章 減少する一方の「ガス室」
第7章 はたして「ナチズム擁護派」か
第8章 テロも辞さないシオニスト・ネットワーク
終章 核心的真実―または人類史の最後にしてほしい情報操作の本音の真相は?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
山口透析鉄
27
この人物も日本TVを退職した頃はまだまともでした。が、いつの間にかおかしくなって終わってしまいました。 小林よしのり・江川達也センセイ等とかもそうですが、終わっちゃう時はあっという間に劣化します……マルコポール、さすがにこの人物は起用しませんでしたがあっさり潰れましたし……。
たろーたん
0
怖いもの見たさで読んでみたホロコースト否定本。日本でも歴史修正主義者は多いが、そのヒントになるかもと思って。まず行われるのは典型的な犠牲者数の撹乱だ。「本当に600万人いたのか?」。正直、私もホロコーストの犠牲者がどうやって数えられているのか分かっていないので、もしかしたら増減があるのかもしれない。しかし、そうだとしても「ジェノサイドがなかった」ということにはならないし、極端に言えば、100万人に減ったとしても虐殺は虐殺だろう。(続)2024/11/22