外科領域における癌免疫療法―その理論と実際

外科領域における癌免疫療法―その理論と実際

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  • サイズ A4判/ページ数 167p/高さ 30cm
  • 商品コード 9784947628459
  • NDC分類 494.5
  • Cコード C3047

内容説明

本書は、臨床医、特に若手の外科医に癌の免疫療法について興味をもっていただくべく企画されたものである。発刊にあたっては、腫瘍免疫についての内容を、従来の教科書や専門書的なものというよりは、一般の外科医を対象とした内容とし、特に臨床の現場で活用できるように実際に現場で用いられている治療法のregimenを表にまとめるなどの工夫を行った。ただ、それだけではさびしいので、執筆の先生方に、最近の研究結果を追加して、内容、分量の制限なしに自由に執筆していただいた。

目次

癌のバイオセラピー:抗腫瘍BRMの歴史と展望
Th1/Th2バランス
末期癌患者のTh2優位とCARSの状態
免疫学を基盤とした癌性腹膜炎治療
消化器癌の局所療法としてのBRM腫瘍内局所投与とBRMによるTh1/Th2バランスコントロール
癌免疫療法における脾臓の役割
癌免疫療法と宿主要因―PSKによる胃癌・大腸癌患者の末梢血リンパ球の免疫能増強効果と腫瘍および宿主要因との関係について
進行・再発癌に対する養子免疫療法
癌の血漿潅流療法―血漿を体外で処理して生体に戻すことにより観察される腫瘍壊死について
BRM製剤の直接抗腫瘍作用
胃癌の生物学的悪性度に基づいた遺伝子カルテの作成
癌の免疫監視機構からの回避機序―トクにFas/FasLシステムにより誘導されるアポトーシスからの回避を中心として
抗癌剤の免疫修飾作用(immunomodulation)―トクに癌化学療法による特異的抗腫瘍免疫の誘導について

著者等紹介

仁尾義則[ニオヨシノリ]
島根医科大学外科学第一講座助教授

片野光男[カタノミツオ]
九州大学大学院医学研究院外科学講座腫瘍制御学教授
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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