内容説明
戦争は避けることができる。スイスの心理学者アルノ・グリューンは、「それは、私たちが考える以上に簡単なことだ」と主張する。私たちが“共感すること”を捨てない限り、“平和への夢”を持ち続ける限り、戦争を阻止することは可能である、と。待望の邦訳出版。
目次
夢を見ることは生きることである
戦争を引き起こすのは人間である
“ヒトラー”は再び登場するか
権力に身を委ねた人たち(今日の例)
夢を失った私たち
“深い結びつき”を求めて
愛することをどのように学ぶか
パウラとの出会い
愛とはどのようなものか
“解放する愛”と“所有する愛”〔ほか〕
著者等紹介
グリューン,アルノ[グリューン,アルノ] [Gruen,Arno]
1923年、ベルリンでユダヤ人の両親のもとに誕生。1936年、米国に移住。1961年、テオドール・ライクのもとで精神分析医として学位を取得。その後、ラトガース大学で教授として勤務するとともに精神分析医として活動。1979年、スイスのチューリヒに移住し、精神療法の診療所を開設し、今日に至る。2001年に、ナチスに抵抗した「白バラ」抵抗運動のショル兄妹を記念した「ショル兄妹平和賞」、2010年に、フィンランドの「ロヴィーサ平和賞」を受賞
村椿嘉信[ムラツバキヨシノブ]
横浜出身。東京神学大学博士課程前期修了。ドイツのヴッパタール大学に留学。日本基督教団沖縄教区宜野湾伝道所牧師、石川教会牧師、ケルン・ボン日本語キリスト教会牧師、沖縄教区総会議長等を務めた後、現在、沖縄宣教研究所平和部門委員、ぎのわん日曜集会代表
松田眞理子[マツダマリコ]
読谷高校入学、普天間高校卒業。洗足学園大学ピアノ科卒業、同大学専攻科修了。在学中にピアノ科嘱託となる。ドイツのエッセン大学に留学。平和コンサートなどの演奏活動を続けながら、「音楽教室」を立ち上げ、独自の方法で子どもの教育問題などに取り組む(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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