内容説明
世界の中での日本の存在感が低下しつつある原因の一つはゆとり教育に端を発する教育の劣化と、自信と誇りの喪失にあり、高等教育にも深刻な影響を与えた。電気・電子工学分野の教育が戦前においても非常に高いレベルであったことを実証する古い講義ノートを披露する。本第十巻が池田氏が受講し残された講義ノートの最後のものである。電気測定法、電気計器が電気電子工学分野で重要なことは当然で、電気設計、基礎機械設計学と共に基本的な考え方、方法は余り大きく変わっていないが、平成の現代は驚異的進歩をした半導体デバイスとコンピュータの成果が取り込まれ、設計製図などは全く様相を異にしている。しかし本質的なところは戦前の教育でも高いレベルで行われている。
目次
1 まえがき
2 電気工学科講義
3 電気測定法及び電気計器、電気設計、基礎機械設計学とは
4 電気測定法及び電気計器、電気設計、基礎機械設計学講義ノート原本
5 付録、余談、閑談
6 おわりに
著者等紹介
吉野勝美[ヨシノカツミ]
工学博士。昭和39年大阪大学工学部電気工学科卒業。昭和63年大阪大学工学部電子工学科教授。平成17年大阪大学名誉教授。平成19年島根県産業技術センター所長。電気学会元副会長、日本液晶学会元会長、澪電会元会長、電気材料技術懇談会会長
池田盈造[イケダエイゾウ]
昭和16年大阪帝国大学工学部電気工学科卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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