内容説明
人生に酔えないのなら、ひとり酒場で酔っていたい。ひっそりと路地に灯る赤ちょうちん。下町を愛する呑んべえ3人が人と店が織りなす光景を切り取った。消えゆく本物の酒場たちに捧げるオマージュ。
目次
第1章 人情話を肴に今宵は憩う
第2章 こだわりに酔い、酒に酔い
第3章 立ち飲みブルースが聞こえる
第4章 わが麗し、セピア色の本格派
第5章 もつ焼きの煙が目にしみる
第6章 大衆食堂に懐かしい風が吹く
第7章 ふらふらと夕暮れ逍遙
著者等紹介
宮前栄[ミヤマエサカエ]
1954年、東京都中野区生まれ。情報誌の取材などで東京各地を巡る。下町をこよなく愛し、一時、台東区の鳥越神社近くに住む。今は湘南のはずれのミカン畑の中で、魚まみれの生活を続けながら下町へ遠征を続ける。なじみの店をつくる才能に恵まれ、札幌、名古屋などかつての任地に昵懇の店がある
平岡海人[ヒラオカカイト]
1961年生まれ。香川県出身。報道機関に勤務。巡礼の旅を終え、オフには再び原野を目指す。当面の目標は50センチオーバーの野生ニジマス。ポケットに忍ばせたスキットルにはシングルモルト。下町を題材に次なるテーマを模索中。お供となるのは「これぞ日本のスピリッツ」と最近目覚めた本格焼酎だ
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