現代社会とパターナリズム

現代社会とパターナリズム

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  • サイズ B6判/ページ数 253p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784946509087
  • NDC分類 316.1
  • Cコード C3030

内容説明

現代社会は「自由社会」といわれ、個人の尊厳ないし自由が最高の価値をもつとされている。他方で、経済活動、医療、教育など、公権力機関が人々の生活の細かい面に介入、干渉する場面が急速に拡大している。では、個人に対する介入、干渉が認められる根拠とは何だろうか。その範囲はどこまで認められるのか。各専門分野を横断する共同研究によってこうした疑問に迫った画期的労作。

目次

第1章 パターナリズムとは何か
第2章 性表現が規制される理由―憲法・「リベラリズム」・「パターナリズム」
第3章 子ども・家族・パターナリズム
第4章 犯罪・非行対策とパターナリズム
第5章 パターナリズムの政治理論
第6章 パターナリズムの正当化基準
第7章 座談会 パターナリズム論の現在

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ヤギ郎

5
論文の関係で読んでみた。タイトルに現代社会という言葉が入っているが,もっぱら現代法律事情を語っている。パターナリズムの意味が,議論の流れがわかりやすく書かれているのでいい。ハートの研究が参考になる。ここからどうのように議論を発展させていくことが課題。2018/04/27

抹茶ケーキ

2
リベラルな社会を自称する現代日本においてパターナリズムはいかなる位置を占めるか。リベラルな社会はパターナリスティックな介入原理を内包し、それを補う立場にあると主張。パターナリズムは意に基づかない介入ではあるけれど、たぶん全部なくしてしまうこともできず、結局はバランスの問題なんだろうなと思った。あと、誤植がすごく多い。2015/11/10

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