感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
遥かなる想い
74
第4回(1982年)講談社ノンフィクション賞。 鳥取の一般病棟での日々を綴った作品である。田舎の地域医療の現実が丹念に描かれる。 過疎と高齢化が進む地域で、病気と闘い、 死を間近にした人々・家族の苦悩が丁寧に 描写される。 死を前にした人々と 現場の医師との交流が 好感を覚える…そんな作品だった。2024/06/08
でんか
7
内科医の徳永先生のエッセイ集。1982年初版なので、結構内容的には時代を感じる。看取りというか、タイトルにもあるが、死に向かう人たちの話なので、どうしても重い。が、そこに医師としてのかかわりがあり、家族や社会とのかかわりがある。その中で、自分を見直すきっかけを得る。2017/11/09
OMO
1
面白さ:○ 興味:○ 読みやすさ:△ 新鮮さ:○ 文学的云々:×2025/06/16
Lole
1
死は人生の終末というよりも、人生の鑑だと思う。 自らの生き様が死という結果に収束されるのだ。2019/03/09
Kiki
1
看護学生時代に薦められて読んだ本。あまり詳しくは記憶していないが、終末期に関わりたいなと思ったような気がする。この頃20歳で人生どん底を経験して勉強どころじゃなくなっていた。そんな私を救い出してくれた一冊。




