やどかりブックレット・障害者からのメッセージ<br> 伝えたいこの気持ち,この願い - 講師登録者学習会の歩み

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やどかりブックレット・障害者からのメッセージ
伝えたいこの気持ち,この願い - 講師登録者学習会の歩み

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  • サイズ A5判/ページ数 108p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784946498787
  • NDC分類 369.28
  • Cコード C0036

出版社内容情報

「やどかりの里」のメンバーの講演活動の歴史は古い.しかし,当初は,職員の後について,職員の講演の部分を担っていたにすぎなかった.それでも,大勢の人の前で自らの生活や病の体験を語ることは,それだけで世間に大きなインパクトを与えたし,メンバー自身の人間の尊厳を取り戻す上で,大きな効果があった.福祉工場として「やどかり情報館」が設立され,「やどかりの里」に労働を真正面から見据えた取り組みが始まった.「文化事業部」が新設され,その事業の1つに体験発表が重要な役割を担うことになった.文化事業部に配属されたメンバーたちは,体験発表を自分たちの職業として確立することを目指し,語りのプロとして自立する方向に向かった.そのためには,技術の向上と,運動をともにする仲間を増やすことが課題となった.その母体が講師登録者学習会である.この動きは今や「やどかりの里」が目指している協働の最先端を担っている.

はじめに  辰村 泰治
Ⅰ.講師登録者学習会の成り立ちと発展
  互いの生き方を認め合い,学び合う講師登録者学習会 
  そのあらましと歩み  増田 一世
 1.メンバーの体験発表の始まり
 2.やどかり情報館の事業の1つとして
 3.講師登録者学習会の始まり
 4.講師登録者学習会のあらまし
 5.学習会参加者の広がり
 6.学習会のアンケート内容の変遷
 7.学習会での発表者の変遷
 8.多様な価値観を受け止めてきた学習会
 9.参加者の成長の機会を創出する学習会
   
Ⅱ.講師登録者学習会の実際
 1.講師登録者学習会実録
  1)人生の苦しみ,挫折と喜び 2001年10月16日
  2)「心神喪失等の状態で重大な他害行為を行った者の医療及び観察等に関する
     法律案」についてのディスカッション 2002年6月28日
 
 2.初めての体験発表
  1)病気だとわかって,ほんとうの自分へ 2000年7月27日  平田 建司 
  2)発病直前までの生い立ち 2003年8月12日  末吉 俊一
  3)やどかりの里に来るまで 2004年9月9日  佐々木千夏
 
Ⅲ.講師登録者学

はじめに
 今年2005年は「社団法人 やどかりの里」にとって,創立35周年という大切な節目の年です.
 精神障害者の人権を認めず,福祉の対象ともしてこなかった日本の精神障害者への理不尽な扱い等に対する激しい怒りに燃えて,一青年ソーシャルワーカーがここさいたま市(旧大宮市)で地域で生活する精神障害者を支える「やどかりの里」の活動を始めてから,もう35年になります.
 我々やどかり出版ブックレット編集委員会はこの記念すべき年に,ささやかでも何か記念になるブックレットを出版しようということになりました.
 私事で恐縮ですが,自分が22年間という長期の入院生活にピリオドを打って「やどかりの里」のお世話になるようになったのは,忘れもしない1999年2月1日でした.その時自分は60歳でした.
 ちょうどその翌年2000年には「やどかりの里」創立30周年の記念行事が行われ,『職員主導からともに創り合うやどかりの里への転換』というやどかりの里にとって画期的な本が記念出版されました.
 その年の始めでしたが,先輩の香野英勇さんが,「やどかりの里」から,全国各地へ講演に行く人のスキルアップのための「講師登録者学習会」に参加してみないか,