出版社内容情報
菅原和子さん,進さんの2冊目の待望のブックレットが出版される運びとなった.1冊目『2人の旅人がやどかりの里へたどり着くまでの軌跡』は2人が出会ったところで終わっており,病気を経験した2人がやどかりの里に出会い,新たな生き方を模索する過程を描いてある.2冊目となる本書では,2人が夫婦となり,ともに生きる中で安定感のある暮らしを築いていった過程が記されている.恋愛や結婚が病気や障害を体験した人にはタブーであった時代はおわりにしなければならない.病気や障害の体験は,従来マイナスの価値であったが,菅原夫妻の姿を見ると,マイナスをプラスに転じた生き方を実現している.病気や障害の体験のあるなしに関わらず,私たちは生きる中でさまざまな挫折や躓きを経験する.そんなときに本書を読み返していただきたい.もう一度生き直してみようと励まされるに違いない.
発刊にあたって
はじめに
和子と進の往復書簡
1988.8.29 和子から進へ 他
和子と進のラブストーリー(一部抜粋)
2人の出会い
初めてのデートでプロポーズ
両親も進さんの人柄を理解して
和子6回目の入院(昭和63年3月15日~)
進[1989(平成元)年10月21日~]大宮厚生病院に入院(3回目の入院)
初めての喧嘩
ウェディングドレスが着たい
54名の参加者で108の目に見守られて結婚する[1994(平成6)年6月6日]
2人のことを見守ってくれた両親
全国精神障害者団体連合会(全精連)とのかかわり(進―48歳で副代表)
結婚してからは1度も入院していない
私の人生観(進)
精神障害者Aで終わりたくない
やどかりの里と私
清和荘(グループホーム)での生活
ピアカウンセリングへの思い
仲間が支えるメンバーのSOS
手紙 家族から和子・進へ
1984.2.16 進へ 母より 他
おわりに
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