目次
プロローグ 事件あるところ法医学あり
第1章 山下事件
第2章 島田事件と松山事件
第3章 下山事件
第4章 弘前事件
第5章 財田川事件
第6章 山本老事件
第7章 DNA鑑定
エピローグ 法医学者への“伝言”
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ふたば
5
同じデータを見て、正反対の回答が導き出されるとはどういうことなのか。どの教室も、自分たちの信念に基づく結果を自信をもって提出し、裁判所はその結果を見て取るべき道を見つける。そこに権威に寄り添った判断はあるのだろうか。東大だからという判断基準は危ういとは思う。ここに登場する事件は、今から見ればかなり以前のものもあり、それゆえに法医学の世界もまだまだ黎明期と言っていい時代だった時のものもある。携わる人たちのプライドや対抗心も絡んで、いろいろ難しいものがあったのだろうと思う。2017/11/18
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