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内容説明
“姨捨山”とも言われ、暗いイメージがつきまとう旧特別養護老人ホーム(通称・特養、現・介護老人福祉施設)。だが、入居者たちは死を見つめつつも、開き直ったような図太さで明るく生かし、生かされている。著者が、関西にある旧特養との15年に及ぶ関わりの中で出会った珠玉のドラマ33編。これは今までになかった老人たちのメルヘンだ。
目次
第1章 ミツオは元気にしとるか―家族の絆
第2章 わしはサエさんが好きじゃ―愛と性
第3章 町へ出よう―地域の人々と
第4章 あんた、死んだんやないやろな―4人部屋の人間模様
第5章 わしも、じき行くよってな―死を見つめて
第6章 もうひと花咲かせにゃ―生への意欲
第7章 家族が幸せでありますように―心の支え
第8章 この仕事でよかった―職員の喜び
祖父のこと―老人問題とは何か
著者等紹介
武田京三[タケダキョウゾウ]
1954年茨城県生まれ。早稲田大学卒業後、新聞記者を経てフリーライターに。著書に『日蓮紀行-世直しの道を訪ねて』(まどか出版)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。