内容説明
かつてこんな日本人がいた。信仰観の違いから教会を出たクリスチャンの著者が、日蓮と出会い、その足跡を追う旅に。房総、鎌倉、伊豆、佐渡、身延、池上を廻る中で、日蓮に異色の日本人像を見い出した著者渾身の紀行文学。写真、史跡アクセス情報も満載。
目次
生誕の地・房総を行く(清澄寺から;大杉が見たもの ほか)
弘通の地・鎌倉を行く(若宮大路の真ん中に立つ;小町大路を下る ほか)
流罪の地・伊豆を行く(断崖絶壁に打ち寄せる荒波;運命の必然 ほか)
求法結実の地・佐渡を行く(死の念仏、生のお題目;崖っぷちに立つ ほか)
隠棲の地・身延を行く(最後の諌言;蒙古襲来 ほか)
著者等紹介
武田京三[タケダキョウゾウ]
1954年茨城県生まれ。早稲田大学卒業後、東京神学大学に聴講。78年から4年間、創作オペラの制作に携わる。その後、新聞記者を経て82年よりフリーライターに。1991年に編集プロダクション「エピステーメ」を設立。現在、同代表取締役
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