平成新選百人一首

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  • サイズ A5判/ページ数 238p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784944219124
  • NDC分類 911.104
  • Cコード C0092

内容説明

伝統表記に忠実に、正漢字と正仮名遣で格調高く綴られた、多彩な執筆陣による珠玉の解説文。古代から現代までの精選された名歌百首。

目次

記紀・万葉時代(八雲立つ出雲八重垣妻籠みに八重垣作るその八重垣を(須佐之男命)
さねさし相模の小野に燃ゆる火の火中に立ちて問ひし君はも(弟橘媛) ほか)
平安時代(ほのぼのと明石の浦の朝霧に島隠れ行く舟をしぞ思ふ(小野篁)
つひにゆく道とはかねて聞きしかど昨日今日とは思はざりしを(在原業平) ほか)
鎌倉・室町時代(山深み春とも知らぬ松の戸にたえだえかかる雪の玉水(式子内親王)
寂しさはその色としもなかりけり槇立つ山の秋の夕暮(寂蓮法師) ほか)
江戸時代(信濃なる大野の御牧春されば小草萌ゆらし駒勇むなり(田安宗武)
敷島の大和心を人問はば朝日ににほふ山ざくら花(本居宣長) ほか)
明治・大正・昭和時代(あさみどり澄みわたりたる大空の広きをおのが心ともがな(明治天皇)
みがかずば玉も鏡もなにかせむ学びの道もかくこそありけれ(昭憲皇太后) ほか)

著者等紹介

宇野精一[ウノセイイチ]
国語問題協議会会長
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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kaizen@名古屋de朝活読書会

18
古今の短歌を集めている。最初の8人は、小倉百人一首とかぶらない。 須佐之男命、弟橘姫、磐姫皇后、王仁、聖徳太子、有間皇子、中大兄皇子、天武天皇 半分以降は小倉百人一首が出た後なので、全くかぶっていない。ちなみに最後の8人は 土屋文明、堀口大學、五島美代子、昭和天皇、吉野秀雄、林田美津子、長澤徳治、孤蓬萬里 やや特定の傾向の元に歌を選んでいるかもしれない。 10年後に別団体が発行した、「今昔秀歌百撰」が,重複しないように歌を選んでいるとのことなので合わせて詠むとよいかもしれない。2013/04/21

双海(ふたみ)

15
正漢字・正かな遣いにより国語の美しさが伝わってきます。編者は最近の歌壇の一部に、単なる三十一文字の羅列に過ぎないものや、奇矯な発想を衒う傾向がみられることを憂えています。私も同感ですね。そういう歌を詠む人は、歌ごころが乏しいのでしょう。2014/04/30

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