感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ゆう。
28
2004年初版。新自主主義的な政治改革は、常に生活保護費を削減しようとしてきます。この本が出版された時期も、社会福祉基礎構造改革の総仕上げの一環として生活保護改悪が行われようとしており、それに対しる現場ケースワーカーや利用者、研究者が危機意識を持ち問題提起を行ったのがこの本です。生活保護が改悪されるということは国民の生存権が大きく後退することにつながります。実際に利用が必要な人の20%未満しか利用できていないと言われているなかで運用や制度両面で生活保護を権利として捉える必要性を感じました。2018/08/04
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