内容説明
「円空仏」で著名な円空の生涯に関して、確実な資料は決して多くない。このような中、今日まで出生地、出家、巡錫、そして入寂と円空に関して様々な推論が出されている。これらを評価しつつ、巡錫はもとより円空仏の背面に書かれている梵字や像内納入品、一七〇〇首余におよぶ和歌などを通じて、適宜、疑問を提示し円空の人物像を探る。
目次
第1章 円空の生涯(出生;出家 ほか)
第2章 円空・信仰の諸相(円空と神仏;円空と山岳信仰 ほか)
第3章 円空の歌(一七〇〇首余の歌;高賀神社・歌稿 ほか)
第4章 円空仏の背面梵字墨書(背面梵字墨書にみる円空の信仰と造像;各地の円空仏背面梵字墨書 ほか)
著者等紹介
小島梯次[コジマテイジ]
昭和41年名古屋大学文学部美学美術史卒業。円空学会理事長、全国木喰研究会評議員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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