内容説明
木喰(一七一八~一八一〇)は、諸国を巡錫して、各地で多数の「木喰仏」といわれる神仏像などを彫り奉納、九〇歳にして最高傑作といえる像を彫り上げた。木喰仏は、硬軟合わせた多様性を持つ木喰の個性が溢れており、ユーモアもあり「微笑仏」と親しみを持って称せられ、現在でも庶民の信仰の対象となっている。
目次
第1章 木喰の生涯(四国堂心願鏡;木喰の生年;「木食」「木喰」 ほか)
第2章 木喰仏巡礼(木喰仏誕生(安永七年・六十一才~寛政九年・八十才)
木喰仏開眼(寛政九年・八十才~享和二年・八十五才)
木喰仏展開(享和二年・八十五才~文化七年・九十三才))
第3章 庶民の信仰・木喰仏(木喰の願;木喰と木喰仏;庶民の信仰・木喰仏)
著者等紹介
小島梯次[コジマテイジ]
昭和41年名古屋大学文学部美学美術史卒業。全国木喰研究会評議員。円空学会理事長。愛知県史文化財部会特別調査委員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。