内容説明
本書では、これまでわれわれの教室でヘリカルＣＴによる３次元ＣＴ血管造影検査法を行ってきた代表的な先天性心疾患症例の中から、３次元画像診断を行うにあたって参考となると思われる代表的な画像を紹介する。併せて、これまで習得してきた小児例での撮像条件の設定から患者管理に至る貴重な経験を記載し、今後ヘリカルＣＴにより先天性心疾患の３次元画像診断を行う上での参考情報とするとともに、ヘリカルＣＴによる画像診断のさらなる普及と臨床応用がなされることを期待する。
目次
第１章 マルチスライスヘリカルＣＴの原理（マルチスライスＣＴ；マルチスライスヘリカルスキャンの原理；心電図同期撮影技術 ほか）
第２章 先天性心疾患児に対するヘリカルＣＴ撮影の実際（先天性心疾患の画像診断；画像処理の実際；ヘリカルＣＴ画像の外科手術への応用 ほか）
第３章 臨床応用（左心低形成症候群；大動脈縮窄、大動脈離断；総肺静脈還流異常 ほか）
著者等紹介
浜岡建城［ハマオカケンジ］
京都府立医科大学大学院医学研究科発達循環病態学／教授。１９７６年京都府立医科大学卒業。１９７６年京都府立医科大学小児科学教室。１９７８年医療法人福井愛育病院小児科。１９８９年京都府立医科大学大学院医学研究科。１９８３年福井心臓血圧センター福井循環器病院小児科。１９８６年京都府立医科大学小児疾患研究施設内科部門。１９９０年京都府立医科大学小児疾患研究施設内科部門。１９９３年京都府立医科大学小児疾患研究施設内科部門。１９９４年文部省在外研究員。米国Ｓｔ．Ｌｏｕｉｓ大学Ｈｅａｌｔｈ Ｓｃｉｅｎｃｅ Ｃｅｎｔｅｒ，Ｃａｒｄｉａｃ Ｃａｔｈｅｔｅｒｉｚａｔｉｏｎ Ｌａｂｏｒａｔｏｒｙ。英国 Ｇｕｙ’ｓ病院＆Ｓｔ．Ｔｈｏｍａｓ病院。１９９９年京都府立医科大学小児疾患研究施設内科部門。２００３年京都府立医科大学大学院医学研究科発達循環病態学。現在に至る。学会活動、日本小児科学会専門医。日本循環器学会専門医。日本小児科学会代議員。日本循環器学会代議員。日本小児循環器学会理事。日本Ｐｅｄｉａｔｒｉｃ Ｉｎｔｅｒｖｅｎｔｉｏｎ Ｃａｒｄｉｏｌｏｇｙ研究会幹事。日本川崎病研究会運営委員。小児心血管分子医学研究会代表世話人
白石公［シライシイサオ］
京都府立医科大学大学院医学研究科発達循環病態学／講師。１９８２年京都府立医科大学卒業。１９８３年済生会京都府病院小児科。１９８４年済生会滋賀県病院小児科。１９８５年京都府立医科大学小児科。１９８９年京都府立医科大学大学院医学研究科。１９９４年米国 Ｓｏｕｔｈ Ｃａｒｏｌｉｎａ大学医学部発生生物解剖学教室。１９９７年京都府立医科大学小児疾患研究施設内科部門。２０００年米国 Ｃｉｎｃｉｎａｔｉ小児病院分子心臓生物学教室。２００３年京都府立医科大学大学院医学研究科発達循環病態学。現在に至る。学会活動、日本小児循環器学会評議員。日本小児科学会専門医。日本循環器学会専門医。Ａｍｅｒｉｃａｎ Ｈｅａｒｔ Ａｓｓｏｃｉａｔｉｏｎ。Ａｍｅｒｉｃａｎ Ｓｏｃｉｅｔｙ ｆｏｒ Ｃｅｌｌ Ｂｉｏｌｏｇｙ。Ｗｅｉｎｓｔｅｉｎ Ｃａｒｄｉｏｖａｓｃｕｌａｒ Ｄｅｖｅｌｏｐｍｅｎｔ Ｃｏｎｆｅｒｅｎｃｅ
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