出版社内容情報
汚職はびこる朝廷に、清廉、実直、滅私奉公を貫いた一人の官僚、政治家がいた。その名は陳廷敬。劉備のような王朝の始祖でもなけれ…汚職はびこる朝廷に、清廉、実直、滅私奉公を貫いた一人の官僚、政治家がいた。その名は陳廷敬。
本書では、スーパーエリート官僚への登竜門である科挙試験に合格後、清の康煕帝におよそ50年間仕えた実在の人物、陳廷敬の生涯をたどる。
権力闘争、腐敗、汚職に屈することなく、諫言をも憚らず、皇帝に忠義を尽くし、庶民の気持ちをも理解した「理想の官僚」、陳廷敬。
?劉備のような王朝の始祖でもなければ、項羽のような英雄豪傑でもない。清の“賢帝”康熙帝を育て、浮沈を経験しながら魑魅魍魎の跋扈する官界を生き抜き、宰相にまでのぼりつめた男の物語。
王 躍文[オウ ヤクブン]
1962年、湖南省?浦県に生まれる。大学卒業後、教員、湖南省政府、懐化市政府の職員などを経て作家に。公務員の経験を活かした作風から、当代随一の「官界小説」の名手として名高い。長編小説『国画』、『梅次故事』、『朝夕之間』、『亡魂鳥』、『蒼黄』だけでなく、短編小説、散文、随筆集など著作多数。中国本土でミリオンセラーとなった本書『大清相国(原題)』は、ドラマ化、映画化が進行中。中国作家協会会員、2016年6月より湖南省作家協会主席を務める。
東 紫苑[アズマ シオン]
1972年、滋賀県生まれ。大阪外国語大学(現大阪大学外国語学部)中国語科卒業。在学中、北京語言大学に1年留学。卒業後、96年より寝具メーカーの北京工場に駐在。2000年よりフリーランスの通訳者、翻訳者として独立。北京在住は20年に及ぶ。週刊新聞『巨龍(チャイニーズドラゴン)』に「紫禁城の恋物語」を連載(2006年―2008年)。
泉 京鹿[イズミ キョウカ]
1971年、東京生まれ。フェリス女学院大学文学部日本文学科卒。北京大学留学、博報堂北京事務所を経て、フリーランスとしてライター、メディアコーディネーター、翻訳者として2010年まで16年間北京在住。大学非常勤講師。主な訳書に『兄弟』上下(文春文庫)、『恵恵―日中の海を越えた愛』(文芸春秋)ほか。
内容説明
劉備のような王朝の始祖でもなければ、項羽のような英雄豪傑でもない。清の“賢帝”康煕帝を育て、官界という伏魔殿で浮沈を経験しながら宰相にまでのぼりつめた男の物語。
著者等紹介
王躍文[オウヤクブン]
1962年、湖南省〓(じょ)浦県に生まれる。大学卒業後、教員、湖南省政府、懐化市政府の職員などを経て作家に。中国作家協会会員、2016年6月より湖南省作家協会主席を務める
東紫苑[アズマシオン]
1972年、滋賀県生まれ。大阪外国語大学(現大阪大学外国語学部)中国語科卒業。在学中、北京語言大学に1年留学。卒業後、96年より寝具メーカーの北京工場に駐在。2000年よりフリーランスの通訳者、翻訳者として独立。北京在住は20年に及ぶ
泉京鹿[イズミキョウカ]
1971年、東京生まれ。フェリス女学院大学文学部日本文学科卒。北京大学留学、博報堂北京事務所を経て、フリーランスとしてライター、メディアコーディネーター、翻訳者として2010年まで16年間北京在住。大学非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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