Ｇａｒａｇｅｌａｎｄ ｊａｍ ｂｏｏｋｓ アメリカン・ハードコア

ブラッシュ，スティーヴン【著】〈Ｂｌｕｓｈ，Ｓｔｅｖｅｎ〉/横島 智子【訳】

メディア総合研究所（渋谷区）（2008/01発売）

• サイズ B6判／ページ数 624p／高さ 19cm
• 商品コード 9784944124275
• NDC分類 764.7
• Cコード C0073

内容説明

ブラック・フラッグ、バッド・ブレインズ、デッド・ケネディーズ、ミスフィッツ、マイナー・スレット、サークル・ジャークス、ミニットメン、ハスカー・デュ、ＤＯＡ、ｅｔｃ、ｅｔｃ、１９８０‐８６年、ムーヴメントの最盛期を彩った有名無名のバンドの数々。多数の証言に加え、貴重な写真やフライヤー、アートワークを満載。

目次

ＬＩＶＩＮＧ　ＩＮ　ＤＡＲＫＮＥＳＳ
ＷＯＲＬＤ　ＦＵＬＬ　ＯＦ　ＨＡＴＥ
ＳＴＲＡＩＧＨＴ　ＥＤＧＥ
ＧＵＩＬＹ　ＯＦ　ＢＥＩＮＧ　ＷＨＩＴＥ
ＢＯＹＳ　ＩＮ　ＴＨＥ　ＢＲＩＧＡＤＥ
ＴＨＥＹ　ＨＡＴＥ　ＵＳ，ＷＥ　ＨＡＴＥ　ＴＨＥＭ
ＨＯＷ　ＷＥ　ＲＯＣＫ
ＡＮＴＩ‐ＦＡＳＨＩＯＮ
ＢＬＡＣＫ　ＦＬＡＧ：ＴＨＩＲＳＴＹ　ＡＮＤ　ＭＩＳＥＲＡＢＬＥ
ＬＡ：ＨＯＷ　ＣＯＵＬＤ　ＨＥＬＬ　ＢＥ　ＡＮＹ　ＷＯＲＳＥ？〔ほか〕

著者等紹介

ブラッシュ，スティーヴン［ブラッシュ，スティーヴン］［Ｂｌｕｓｈ，Ｓｔｅｖｅｎ］
８０年代前半にワシントンＤＣでハードコアのショウのプロモーターとして活動。１９８６年に「Ｓｅｃｏｎｄｓ」誌を創刊し、２０００年まで発行を続ける。「Ｓｐｉｎ」「Ｉｎｔｅｒｖｉｅｗ」「Ｖｉｌｌａｇｅ　Ｖｏｉｃｅ」「Ｄｅｔａｉｌｓ」「Ｈｉｇｈ　Ｔｉｍｅｓ」等の雑誌に執筆、現在はマンハッタンに在住で「Ｐａｐｅｒ」誌のシニア・エディターの傍らウィークリー・パーティの「Ｒ¨ｏｃｋ　Ｃ¨ａｎｄｙ」を主催している

横島智子［ヨコシマトモコ］
筑波大学比較文化学類卒。２００６年に英国イースト・アングリア大学にて文芸翻訳修士号を取得後ニューヨークに移住、フリーランス翻訳者として活動。音楽関係のウェブコンテンツ、ＴＶ番組などを手がけている（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[nokaisho]

インサイダーによるUSハードコアパンク史についての詳細な概観。インサイダーだからこそのバイアスやトリヴィアルは入門書というに適さないかもいしれないが、Black Flag、Bad Brains、Dead Kennedys、Minor Threat、Misfitsなどのビッグネームに特権的に章まるまるページ数が割かれているので、まずそこの拾い読みというのも有効では。愚にもつかないバンドを含むアメリカ合衆国中のハードコアバンドの紹介を通じて各都市について勉強することもできる。

[バズリクソンズ]

Hardcore in my blood!

[Eitoku Nishiura]

再読。 80'sアメリカンハードコアシーンの栄枯盛衰を当時のバンドメンバーや関係者の証言をもとに構成。 懐古するだけではなく批判的な部分もあり興味深く考察できる。 シリアスな内容に不意に現れるDESCENDENTSのコーヒーとサバとトウモロコシの話が面白い。 世間的にはトレンディでもファッショナブルでもないのであまり取り上げられないが「D.I.Y」精神に代表される、「必死にやってる感」が魅力的であり憧れる部分である。 もし自身が当時のシーンに生きていても参加はしないだろうが。

2014/04/10

[radio_hirotada]

アーリー・アメリカン・ハードコアの当時の空気感、背景を徹底紹介。欧米で普通から外れるってことがどうゆうことかここにも書いてあります。DVDより面白いけれど、有名どころすら知らないけど、80年代のアンダーグラウンドカルチャーを知りたいとゆ人にはdvdがオススメ。