内容説明
ベテランラッパー、ECDによる、音楽を通じた「同時代史」。
目次
第1章 六〇‐七一年―耳に入ってきた音楽
第2章 七二‐七七年―ラジオ~フォーク~ロック
第3章 七八‐八三年―PUNK~吉祥寺マイナー~NEW WAVE
第4章 八三‐八七年―HIP HOP
第5章 八八‐九二年―ECDとしてのデビュー
第6章 九三‐九七年―日本語ラップ~さんぴんCAMP
第7章 九八‐〇二年―アル中
第8章 〇三‐〇七年―CCCD問題~自主制作開始~サウンド・デモ
著者等紹介
ECD[イーシーディー]
1960年生まれ。ラッパー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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kokada_jnet
3
「コンビニやレンタルビデオ屋の兄ちゃんが出来るからこそ、自分はヒップホップをやっていた」という名言あり。2009/06/01
_aesop_
1
東京ロッカーズや吉祥寺マイナー周辺の音楽が好きでよく聴いていたので、こんなにもECDが繋がってるなんて驚いたし興味深かった。いるべき場所を探す話。しかし相変わらず女性に対する態度は好きになれない。2020/06/08
doji
0
ECDの文章はまったくおもねるところがなく、簡素で装飾性がない。それゆえ、まったくもってストレートに胸に響く。それは本書の中で書かれているように、彼の声に倍音成分がないのとと符合しているようだ。淡々としているのに伝わる熱、アングラシーンの真っ只中の空気に、詳細な機材の話、そして静かに燃やす情熱に、なんとも惚れ惚れとした。2017/01/12
m
0
地獄を見たからこそ人を信じることを忘れない生き方。リスペクト。
月光密造者
0
マス対コアを地で行くような生々しさ。本物のアル中経験談は読み応えがある。20世紀後半を駆け抜けた男の半生。2011/04/01