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プリンシプルのない日本―プリンシプルは何と訳してよいか知らない。原則とでもいうのか。

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  • サイズ B6判/ページ数 265p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784944124138
  • NDC分類 304
  • Cコード C0030

内容説明

参議院など不要だ。大企業は困ると政府に泣きつく乞食根性を捨てろ…権力者たちの横暴、癒着、無能ぶりを鋭くついた「風の男」の直言集。

目次

日曜日の食卓にて―日本人についての雑談
講和会議に随行して
雑感―東北一廻り
おおそれながら
腹たつままに
蛙の考え
頬冠りをやめろ―占領ボケから立直れ
だいなし―借り物民主主義から脱却しよう
嫌なことはこれからだ―勇気と信念をもって現実を直視しよう
まっぴら御免―憤懣やる方なきこの頃の世の中〔ほか〕

著者等紹介

白洲次郎[シラスジロウ]
1902(明治35)年2月17日、兵庫県芦屋に生れる。19(大正8)年、神戸一中を卒え、ケンブリッジ大学クレア・カレッジに留学。28(昭和3)年に帰国し、翌年、樺山正子と結婚。43(昭和18)年、仕事から退いて東京郊外鶴川村に移転。45年暮に終戦連絡中央事務局参与に就任、翌年次長。48年、貿易庁長官。50年、吉田茂首相の特使として渡米。51年、東北電力会長に就任。以降、荒川水力発電会長、大沢商会会長、大洋漁業・日本テレビ社外役員、S・G・ウォーバーグ顧問等を歴任。76年より軽井沢ゴルフ倶楽部常務理事(のち理事長)。85(昭和60)年11月28日、83歳にて逝去
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

さきん

12
軸がないというのは今の日本も変わらないと思う。私は、これはもう治らないと思うし、軸がないなりの利点もあると思う。重要なのは、プリンシプルがないことを自覚し、客観視することにあると思う。自由党から憲法、電力の話まで、今と変わらないところは面白かった。しかし、自由主義者なのか、自由貿易推進であったり、経済最優先で国防を軽視しているきらいがあった。2016/08/08

呑司 ゛クリケット“苅岡

1
会して議せず、議して決せず、決して行わず。これが日本の会議だが、著者ならば、その前にプリンシプルを持って発言することだと喝破することだろう。推し並べて「長い物には巻かれろ」の思想が浸透している日本人に必要なのは、所謂傑物、著者のような育ちのいい野蛮人だと思う。地位と名誉とお金を目標に頑張るならば、矜持は持たぬ方が楽だとしても。僅かな希望を持って生きていきたいと思う。2023/12/11

Toshihiro Fukutoku

0
プリンシプル、ものの原則(道理、本質)をしっかり理解した上で、意見をはっきり言い合おう。イギリス貴族の紳士の考え、民主主義、英米の力を理解し、想像力を持っていた唯一の日本人。戦争が始まる前に、日本が負け、東京が焼け野原になり、食料不足になることを読んで、鶴川に越して農業を始めた。お金や政治で動かなかった。自分自身や世界観にプリンシプルがあったので、ブレないで、ハッキリした物言いが出来た。2013/11/10

tkr109ra

0
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