内容説明
大航海時代を経て、スペイン征服軍は新大陸に到達。インカ帝国内では皇位争いによる内戦が勃発していた。海賊まがいの征服者たち、宣教を掲げるスペイン王室、流れをうかがう傀儡皇帝、そして国土回復を狙うインカ族、植民地支配へと至る分岐点となった大抗争の歴史。マヤ文明研究で国際的に定評のある著者が、従来の征服史観では捉えられない、インカ帝国崩壊の真相を追う。
目次
第1章 征服者フランシスコ・ピサロ
第2章 ピサロと皇帝アタワルパの遭遇
第3章 ピサロ軍帝都クスコへ
第4章 インカの蜂起と国土回復運動
第5章 「新インカ帝国」のレコンキスタ
第6章 一五七二年インカ帝国崩壊
終章 文明の崩壊
著者等紹介
山瀬暢士[ヤマセシンジ]
東京生まれ。Ph.D.英国エセックス大学。美術史・理論博士・歴史人類学者。グアテマラのマヤ文明研究に従事し、各国で研究を出版・公表。現在メディア・パラッド・コンサルティングオフィス顧問などを務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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