感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヴェネツィア
264
副題に「オードリー・ヘップバーンが愛した世界の庭園」と銘打っているのは、どうやら日本版だけのようだ。たしかに、オードリーが序文を寄せてはいるが、それ以上の関りはなさそうだ。本書は全8章から成り、「整形式庭園」や「日本の庭園」など、いずれもその分野の専門家が執筆しているようだ。もちろん、写真も豊富で、これも専門の写真家なのだろうが、やや不満も。例えば日本の庭園の中に竜安寺の枯山水の石庭もあるのだが、石と砂の部分図の写真である。これは、全景を見ないことにはその精髄が伝わらないと思われる。⇒2024/10/28