感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
のんたんの
2
巨匠の一人。尊敬してます。 灯台元暗し。
takao
1
☆なつかしいね。2016/11/05
Hamken100%
1
谷内六郎氏のことを、僕は親しみを込めて、いつも六さんと呼んでます。 六さんと言えば週刊新潮の表紙絵で有名ですが、瑞々しい幻想的な絵と同じように、文章にも心揺さぶられるものがあり、この本は自伝短編小説集といった構成となってます。 北風とぬりえの第1部は、六さんの少年時代の話しに幻想を加味して、どこか宮沢賢治を思い出させる。僕はこの第1部が一番好きです。 第2部にはその幻想性はなくなり、病気に打ちひしがれた青春時代の悲しい話しが多い。しかし、どこか心励まされる暖かさも感じ、それが六さんの人間性なのかと思う。2015/02/18