内容説明
森を壊し、村を沈め、豊かな川の流れを遮る巨大ダム。私たちの国の行く末もまた、巨大な欲と金の塊にせき止められ、すっかり淀んでしまった気がするのです。ダムの底に沈むもの、自然、ふるさと、欲と金。短編小説集。
著者等紹介
木内恭子[キウチキョウコ]
1940年東京都大田区生まれ。蕨市在住。日本女子衛生短期大学卒業。東京都で養護教諭を6年勤める。現在は童話同人誌『はんの木』『子ども世界』に作品発表。第20回埼玉文芸賞準賞を受賞。児童文化の会、むさしの児童文化の会、会員
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