内容説明
本書は、まずはじめに、がんに対する社会文化的認識を歴史的にとらえ、健康人ががんに対して示す恐怖感と異常な反応を考察している。次に心理学、発達心理学の立場からがん患者をとらえて発達版階による対応の違いを指摘する。個人の内界と人間関係ががんに対処する時にどう影響するかを述べている。最後に、医学的な立場から、病期、治療法、各種がんによって出てくる精神心理社会的問題が詳細に記術されている。
目次
１ 社会的要因と適応
２ 精神的要因と適応
３ 医学的要因と適応（病期による精神的課題；治療面からみた精神的課題；各種のがんにおける精神的課題）
