感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
踊る猫
21
片岡はこの本の中でまず日本語を挙げ、それを鮮やかに英語に置き直していく。その際に大事なのは日本語の独特な言い回しをそのまま英語にしようと七転八倒することではなく、その言葉を「砕き」コアの部分まで煮詰めた上でそこから英語を組み立てていくことである。片岡によるそのていねいでロジカルな作業は実にタメになるし、日本語と英語が持つ独特の性質もそうした作業の中で顕になる。英語は主体や動詞を明確にする構造を有しているのに対し、日本語はむしろそれらを隠す。したがって、それを踏まえて主体と動詞を明確にすることが鍵となりうる2023/02/15
踊る猫
19
片岡義男はこの本の中で果敢な試みを行っていると見た。それは日本語のフレーズをそのまま英語に置き換えるだけの作業ではなく、その中で自身の中でその日本語の形容/表象する概念が英語に置き換わる瞬間の息吹とでも呼べるもの(あるいはそうとしか呼びようのないもの)をキャッチすること、そしてそれを改めて平たい日本語で表現し直すことだ。これは片岡自身の思考回路の中での変化を愚直にトレースする作業であり、自己に対する批評性/批判精神がなければできないことだ。結果としてできる英文に異論がなくもないがその律儀さに脱帽してしまう2022/07/31
あむけ
1
がむしゃらに覚えるのではなく、効率よく覚えるコツのようなものか。文章はさすがに片岡らしい。2014/02/03




