内容説明
非凡なる戦術家にして、企業経営の魔術師。バフェットを世界一の投資家にした男とは。
目次
人格のたぐいまれなる組み合わせ
湖―それはマンガーを映す鏡
ネブラスカの人々
戦争を乗り越えて
人生の再スタート
マンガーが築いた最初の富
偉大なる二つの頭脳の融合
公平の精神―法律事務所の最高峰
作業部屋のような事務所でホイーラー・マンガー社を経営する
ブルーチップ・スタンプス社
シーズ・キャンデーの教訓
ベラス医師事件
バッファロー・イブニング・ニューズ
チャーリー・マンガーの貯蓄貸付組合業界との戦い
バークシャー・ハサウェイの飛躍
一九九〇年代のバークシャー―パワーの構築
ソロモン・ブラザーズ
ささやかなメディア帝国―デイリー・ジャーナル・コーポレーション
グッド・サマリタン病院を通じた社会奉仕
投資界の良心ある重鎮
収穫のとき
著者等紹介
ロウ,ジャネット[ロウ,ジャネット][Lowe,Janet]
フリージャーナリスト。元サンディエゴ・デイリー・トランスクリプトの主筆およびサンディエゴ・トリビューンの経済欄担当部長。ニューズウィークやロサンゼルス・タイムズなどへの寄稿は200以上に及ぶ
増沢和美[マスザワカズミ]
山脇学園短期大学英文科卒業。損害保険会社に勤務後、現在は自宅で翻訳を行う
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
平田凡斎
2
永久保存級。世界最大の投資家、ウォーレン・バフェットの最も信頼の厚いパートナーであるチャールズ・マンガーですが、最近まで自分について詳しく語ることはありませんでした。しかし近年ジャーナリストのジャネット・ロウ女史の熱意に負け、この本で初めてその秘密を明かしました。伝記として事実関係を追うだけでも十分に面白いのですが、知的好奇心を満たす意味では巻末の講演こそが本番です。コカコーラを題材にして、現在までの行動経済学の盛り上がりを1996年の時点で予言してるとも取れる箇所は読んでいて本当に圧巻です!オススメ2018/04/30
kei
1
この爺め!(ホメ言葉) 世界で最も有名な投資家・バフェットの横で「耳」を働かせる男 チャリ―・マンガー この人の哲学はある意味でバフェットよりも厳しいし、実務的だけど機知に富んでいる 時々読み返す価値は十分にある、分厚いけど2013/02/21
まめタンク
0
2017年、104冊目。 85点 2017/08/07
葵堂
0
バフェットについては色々読んだが、相棒であるマンガーについて詳細に書かれた本を読んだのは初めて。投資本と言うよりは伝記だったけれど、参考になったり面白かったり冗長だったり、色々と深い本だった。2013/02/22
四ツ谷
0
バークシャー・ハサウェイ副会長チャーリー・マンガ―の自伝。マンガ―についてはとにかく文献が少ない。本書の75%は独自の取材によるものでマンガ―の人となりを知る唯一の一冊。こういう本を探してた。バフェット自伝の「スノーボール」を読んでいるとマンガー視点でソロモン事件の詳細も見えてくる。儲けたい人は読んでも参考にならないと思う。ただ、賢く誠実でありたいという人にはとても指針になるのではないかとも思う。ハードサイエンスとソフトサイエンスによる補完的思考はこれからの読書に活かしたい(ヽ´ω`)2019/12/26