内容説明
大切に住み継がれてきたアルネ・ヤコブセンの設計住宅。その三代目オーナーがつづる北欧暮らし、日々のよろこび。
目次
春(桜日記;ヤコブセンの家が売りに出てる! ほか)
夏(住めば住むほどヤコブセン!;不便を承知で楽しく暮らす ほか)
秋(庭仕事は一日にして成らず;誰もがインテリアコーディネーター? ほか)
冬(冬時間の彩り;楽しみをカレンダーに託して ほか)
著者等紹介
岡村恭子[オカムラキョウコ]
1950年生まれ。デンマーク、コペンハーゲン在住
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ジュースの素
4
偶然にもヤコブセンの家を手に入れた日本人家族の喜びと 少しの戸惑い、四季を通してその地を取り巻く時の流れ方を 娘の成長と共に綴ったもの。 家具のデザイナーとしてデンマークに暮らす日本人の夫婦が、この国の代表的な建築家アルネ・ヤコブセンの家が売りに出ているのを知り、結局購入する。1930年代の建物なので時代に合わない点もあるが大規模な修繕は出来ない、国の保存対象になった。庭の大きな桜の木が何とも素晴らしい。デンマークでの快適な暮らしが描かれている。2015/07/29
figaro
2
ヤコブセンの家を手にいれた日本人の家族の日常を,主婦である著者の視点から書いたもの。実際に,居住してヤコブセンの家が機能主義に偏ったものではないことを指摘しつつ,彼を育んだ北欧の暮らしや文化を紹介している。高校の卒業試験の様子やユールカレンナー,デンマーク料理のレシピ,緑のゴミの日,地域給湯システム,コロニアルガーデンでの夏休み,靴を脱ぐ習慣があることなど,ほのぼのとして,しかも合理的な生活様式を知ることができる。ランドスケープアーキテクト,実はヤコブセンのコンセプトだったように思います。2017/08/31
tosihirock☆
1
ヤコブセンがデザインした家に住める自体羨ましい。。この家に住めたら俺は死んでもいいかも。ヴィンテージの家具に囲まれる生活。。夢のような世界です。憧れる。2014/05/08
kei
0
☆☆☆☆2012/01/08
Yukiko
0
ヤコブセンの家に住んでる日本人のエッセイ。 そんな人いるんだ。いいなー そりゃあ古いし絶対不便だけど、それが許せるぐらい愛せる家。 それには年月が絶対必要やと思う。 やっぱり20年やそこらで建て替えるサイクルは良くない