内容説明
魔法の庭にたどり着いた妖魔の王とうたびとは、しかし、そこにうたびとの記憶とはかけ離れた光景を目にする。アストラが見たのは、かつて妖魔の王がイザモルドに贈った薔薇がつむいだ夢だったのだ。アストラの内に宿る神が顕現するとき、薔薇の夢は綻び、運命の織物にあらたな糸がたされる。氷姫の伝説に隠された真実とは?闇の御子はなにを希う?すべての謎があかされるシリーズ完結編。―魔法の庭を求めし旅はこれにて終わりぬ。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
きーみん
8
なんというか、アストゥラーダわがまま過ぎでしょう!駄々っ子みたいにやりたいほーだいなのに、長兄は放任主義ってまずくない?翼の帰る処で出演するとなると、またヤエトがえらく苦労しそうでかわいそう・・・だけどすごく面白いかも♪(笑)2010/09/18
和佳
2
読みづらいし感情移入できないし、どうしようかと思っていたけど、何とか読み終えた。でも一つ一つのエピソードは良かった…と思う。なんだか創作系同人誌っぽい。2010/08/28
咲
2
今までは、物語の登場人物めいていた氷姫が過去に生きてきた血の通った人だったことがわかる巻。吹き荒れよ、北風の王!凍りつけ、我が大地!何度も目にしたこの言葉が実は氷姫の悲鳴にも似たいわざるをえない言葉だったというのがわかってやるせない。アストラの母の出てくるラストの春の空気に救われた気分です。2009/12/04
サバ缶
1
この話と「翼」の間に何があったか、さらに気になる……。2011/11/10
愛華
1
シリエンはあの後どうしているのかが気になります。一通り「翼」関連の本は読んだと思うので、「翼」を再読して、繋がってるとこを再確認したいと思います。2011/05/17