内容説明
多重債務者の救済一点張りが消費者信用市場の健全化につながるのか。いま行われている法改正議論に、利用者は不在である。
目次
第1部 法をよみとく―立法趣旨から実態的に考える(貸金業の依って立つ法律;出資法と利息制限法;グレーゾーンと貸金業規制法43条;債務整理手段としての返還請求;法とインフラの課題)
第2部 業界をひもとく―課題を歴史的事実から考える(1978年~1983年貸金業規制法ができるまで;1984年~1989年貸金業界は二極化へ;1990年~多重債務再燃と個人信用情報機関;1996年~金利引き下げへの経緯;2000年以降 業界にアゲインストの風)
著者等紹介
岸紀子[キシノリコ]
1960年2月東京生まれ。1983年3月立教大学文学部史学科卒業、1983年8月日本金融新聞(株)入社、1986年同社取締役編集長。1996年6月有限会社紀葉設立、代表取締役副社長(現職)、2003年8月株式会社コレクターズ・インク取締役(非常勤・現職)。執筆活動は日本金融新聞の他、業界関係誌、業界関係資料などで行っている。日本金融新聞での取材経験を生かし、業界の客観的情報を幅広く伝えるため、生活行動研究所の西ヶ谷葉子所長と紀葉を設立、ホームページCARDLIFEを運営。消費者からのメール相談などに答えている。また、YAHOOファイナンス、カード銀座などポータルサイトへのアドバイス、情報提供を行っている。消費者金融業界の効果的人事配置をテーマとして人材派遣会社コレクターズ・インクの設立に参加。消費者金融サービス研究学会会員、中央大学法学部通信教育課程に在籍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。



