内容説明
むかし、伊那谷、箕輪の大出に元恒先生というお医者さんがいました。四十歳を越えたばかりの先生でしたが、どんな病気でも治せるといわれるほどの名医でした。それほどの名医だったので、地元だけではなく、近郊からも噂を聞いた人たちが頼ってきて、先生は大忙しでした。ある冬の夜、それも雪の降る真夜中頃、雪靴をはいて小田原提灯を手にかざした若者が馬を引いて、西の山際にある元恒先生の家の前にやってきました。―豊かな自然と歴史に育まれた伊那谷各地の懐かしくて新しいおはなし。
著者等紹介
小沢さとし[オザワサトシ]
1938年上伊那郡箕輪町生まれ。立教大学卒。日本文芸家協会会員。美空ひばり資料館館長
橋爪まんぷ[ハシズメマンプ]
1940年松本市生まれ。一般社団法人日本児童出版美術家連盟会員。公益社団法人日本漫画家協会会員。日本漫画家会議会員。信濃漫画倶楽部会員。信州まんが協団会員。日本漫画家協会賞第37回特別賞受賞。読売国際漫画大賞入選。信州まんが大賞。信濃毎日マンガコンクール受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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