内容説明
伊那市東春近の洞というところは、鈴虫の名所でした。秋の夜のひとときを、鈴虫の音を楽しむ人々があちこちから集まって、静かな心休まる時間を過ごしていたといいます。その鈴虫にまつわるお話です。その昔、江戸時代の頃、京都の公家の屋敷に、長姫という七歳になるとてもかわいい娘がいました。長姫は早くに母を亡くしてしまいましたが、まだ若い乳母のお蝶の愛情をいっぱいに受けて、美しく、とても優しい娘に育っていました。
著者等紹介
小沢さとし[オザワサトシ]
1938年上伊那郡箕輪町生まれ。立教大学卒。日本文芸家協会会員。日本児童文芸家協会会員。美空ひばり資料館館長
橋爪まんぷ[ハシズメマンプ]
1940年松本市生まれ。漫画家。社団法人日本漫画家協会会員。日本漫画家会議会員。信濃漫画倶楽部会員。信州まんが協団会員。伊那ペンクラブ会員。伊那市民美術会会員。日本漫画家協会賞第37回特別賞受賞。読売国際漫画大賞入選。信州まんが大賞。信濃毎日マンガコンクール受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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