内容説明
アレルギー疾患の子供が増える中、新しい建物に入居後、化学物質過敏症(CS)を発症する人たちが激増しています。「シックハウスは終わった」という間違った情報が、今日本中に広まっています。10年以上前の建築基準法改正では対応できない現状は、日本で暮らす多くの人々(乳幼児、子供、女性を含む)を病人にしています。本書では、CS発症者の生活必需品の選別、購入法や暮らし方などが体験事例をもとに明らかに。
目次
第1章 暮らし方と対策(CS患者さんとの暮らし方;生活改善から始める;化学物質過敏症の発症原因を考える ほか)
第2章 生活用品の選択(空気清浄機と活性炭;オーガニックコットンと衣類;洗濯について ほか)
第3章 一人の患者として思うこと(『銀河鉄道999』の果てしない長い旅;生まれつきひどいアレルギー;シックハウスの子供部屋 ほか)
著者等紹介
足立和郎[アダチカズロウ]
1958年東京生まれ。建築家。幼い時からアレルギー疾患で苦しむ。成人になるにつれ、元気を取り戻すが、化学物質過敏症(CS)を発症。22歳から木造建築の職人として働き始める。その後、京都に移る。建設会社の現場監督を経て、1989年にパハロカンパーナを設立。その後、パハロカンパーナ自然住宅研究所と改める。1990年代初頭から、有害建材などを使った一般住宅の危険性を訴え続け、95年に同じ考えのメンバーとともに日本で初めての自然住宅のネットワークを発足させ、各地で「シックハウス問題と健康な住まい造り」の講演をする(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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