内容説明
家康ら徳川3代に仕えた御用学者・林羅山が幕命により編纂した『豊臣秀吉譜』にも詳述。永禄9年の秀吉築城譚は、人口に膾炙された「公知の事実」だった。軽輩者だった秀吉が蜂須賀小六ら無名の川筋土豪たちと一緒に瞬時に作り上げた橋頭堡に人々は喝采を送り、秀吉は出世街道を驀進していくのである。
目次
序論
幕府崩壊と新史観の誕生
信長の築城
西美濃から東美濃へ(永禄六・七・八年)
秀吉の築城
築城に関する通説と反対説
築城否定説(藤本説)
築城否定説(勝村説)
『武功夜話』偽書問題
原点(出発点)に戻って
『太閤記』と『豊臣秀吉譜』
終章
著者等紹介
牛田義文[ウシダヨシフミ]
昭和5年徳島県阿波郡(現、阿波市)に生まれる。昭和25年徳島県立阿波高等学校卒業。昭和29年中央大学法学部卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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