東京のキャバブのけむり

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東京のキャバブのけむり

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  • サイズ A5判/ページ数 160p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784939015038
  • NDC分類 366.8
  • Cコード C0036

出版社内容情報

在日イラン人たちの生活と、彼らとのつきあいを写真と文で綴った、三ヶ月にわたるドキュメント。

第1部 リトルテヘラン
第2部 イラン追跡取材
第3部 ジャパニーズ・ドリーム
 あとがき

 一九九一年春、上野の森に異変が起こった。西郷隆盛の銅像から広い階段を下りた一角を、いかつい風貌の髭面の外国人たちが埋めつくした。黒人でも、白人でも、最近よく見かけるアジア系でもない。中近東の人たちじゃないかしら、という噂が立つ。
 そこはすぐに「リトルテヘラン」と呼ばれるようになった。
 ずっとここを生活の拠点にしていた日本人のホームレスは他所に移り、占い師や似顔絵描きやギター弾きは商売の邪魔だとぼやき、近くの商店はこのあたりに集まらないでとペルシア語の看板をロープで垂らした。
 ナセルと出会ったのは、五月のそんな上野公園でだった。(以下、略)
(第1章 ヒロシマの話をするイラン人 より)

 遙かなる中東の国から冨を求めてやって来た異邦人たち。ボーダーレス時代が叫ばれる今日、彼等を待ち受けていたのは不法就労を振りかざす厳しい法治国家、日本――。
行くあてもなく巷にあふれるイラン人を暖かな眼差しで見つづけた西山敦のフォトルポルタージュは現代日本史に残る貴重な記録。
先進国とは名ばかりの鎖国国家をさらすに充分である。彼がボランティア精神にあふれたヒューマニティーこそ多くの人々が知って欲しい!!
樋口健二(フォトジャーナリスト)

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