ムーン・ベアも月を見ている―クマを知る、クマから学ぶ現代クマ学最前線

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ムーン・ベアも月を見ている―クマを知る、クマから学ぶ現代クマ学最前線

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  • サイズ 46判/ページ数 264p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784939003769
  • NDC分類 489.57
  • Cコード C0095

出版社内容情報

今や身近な動物になった日本のクマ。クマに遭ったらどうする? クマと人がお互い無理なく暮らすには? くま博士の最新クマの本。森のあるところクマがいる。今や身近な動物になった日本のクマ。クマに遭ったらどうすればいい? クマと人とがお互い無理なく平和に暮らすには? 心やさしき?クマの人たち?が国内外のクマを熱く激しく追いかけます。
東京、日光、東北、四国、九州、韓国、ロシア…、クマのためならどこまでも。クマを知れば人間社会の明日が見えてくる。クマのことが楽しく正しく分かる、大人気くま博士のクマの本、最新刊です。

1?クマの人?になるまで 008

クマとの出会い/丹沢のクマを追う/目の前にクマがいる!/アフリカ・ザンビアへ/ライオンには個性があった/奥多摩のツキノワグマ調査を始める/クマをもっと見たい! 知りたい!/?クマの人たち?の一員として

2 世界のクマ、日本のクマ

2-1 クマは世界に8種類いる 024
2000万年前、クマの祖先が登場した/日本のクマは2種類、どこから来たか/三日月状の白い斑紋があるから「ムーン・ベア」/背中丸見えで冬眠するクマ

2-2 森のあるところ、クマがいる 032
畏怖される存在としてのクマ/日本のクマは何頭いるのか/里山、街中に出没するクマが増えている/大阪のクマが引き起こした騒動/身近になったクマとの付き合い方を考えよう

3 クマと遭ったらどうなるか

3-1 クマと遭ったらこうなった 046
?やってはいけない?ことばかりやった/クマに遭わない工夫をしよう/クマ避けスプレーは有効か/(まずい!)と思ったその瞬間/クマの方から気づいてもらうために

3-2 クマが人を攻撃するとき 056
ツキノワグマの人身事故は世界一多い/クマは凶暴な動物か/ヒグマよりツキノワグマの方が事故を起こしやすい/ツキノワグマは?ドキドキ?している/それでもクマと遭ってしまったときの対処法/K市の人身事故から何を学ぶか/日本のクマを追いつめる前に

3-3 あるオスグマの生涯 070
クマに遭うのは宝くじ当選なみ/ルパン三世の発信器/夢の「衛星首輪」登場/新しいクマ研究が始まった夜/足尾のオスグマ〈MB69〉/養魚場の甘く危険な香り

4 クマを追いかけどこまでも

4-1 東京にもクマがいる 088
高尾山を歩くクマ/かつて山肌はつるつるだった/クマの分布をどこまで認めるか

4-2 九州のクマに遭いたくて 094
クマの捕獲数は激減した/大分のクマはどこから来たか/九州グマの大調査を行なった/状況は非常に厳しい/かつてクマは神聖な動物だった/遭いたくても遭えない

4-3 四国のクマは追いつめられている 106
人が減り、クマも減った/絶滅へのカウントダウン/四国でがんばる?クマの人たち?/狭い尾根筋を行ったり来たり/クマを脅かす大規模風力発電/?クマの人たち?が四国に集ってきた/四国のクマを増やすには/クマをとりまく地域社会の本音

4-4 韓国の山にクマを追う 126
山を走るおじさん/危機的状況にある韓国のクマ/国外からクマを連れてくる/オオカミ、クマの再導入はむずかしい/韓国のクマ再導入に学ぶべきこと

5 クマを知り、クマに学ぶ

5-1 生け捕りにしてつきまとう 138
知らないこと、分からないことだらけ/クマの生態と生理を解明したい/スカンジナビア・ヒグマ研究プロジェクトはすごい/ヨン・マーティンと二人の学生/国際色豊かになった足尾のステーション/「クマと目が合った!」/自分でロガーを取り出すクマ/8月のクマは飢えている/クマにも色々な都合があるのだろう

5-2 ある日、クマをつかまえたら 158
顔で識別するのは難しい/毎年20~30頭を捕獲する/深夜の研究室から山を目指す/クマのハンドリングの実際/吹き矢で麻酔を打つ、鼻をつねる/身体のすみずみまで調べる/採血、組織採取、首輪とロガーの取り付け/山から研究室へ、また山へ

5-3 放射性物質とクマの暮らし 172
2011年3月11日/心に残った大きなしこり/足尾のクマも放射能に汚染されていた/情報を開示したくない上層部/クマの汚染度が高い理由とは/放射能汚染は奥多摩までも/山の幸、川の幸はどうなるか/原発事故という人災を忘れない

6 愛すべき?クマの人たち?

6-1 奥多摩の猟師、国太郎さん 192
国太郎さんとの出会い/猟師の黄金期/すべての獣肉は貴重品だった/「お父さんが元気なうちに」/「クマも悪ささえしなければいいんだが」/本当はどんな風に思っていたんだろう

6-2 ?クマの女の人たち? 202
カレン、ガブリエラ、熊のKさん/豪快なメイシュウ・ワン/台湾のツキノワグマ事情/「研究者は保全のために何ができるか」とメイは言う

6-3 『ベア・アタックス』のヘレロさん 214
名著「ベア・アタックス」/奥多摩に来てくれたヘレロさん/そうして親子グマは表紙になった

7 クマが教えてくれる私たちの未来

7-1 社会の仕組みを変えるとき 224
ダウンサイジングの日本へ/人口減のメリットもあるはず

7-2 日本のクマ類管理の方向性 228
クマを減らせばいいわけではない/鳥獣専門職員を採用した島根県/現場とマネジメント、研究の三位一体

8 ロシア沿海州・クマ探検記 238

ロシア人、やるなあ/ヒグマ、ツキノワグマ、トラ、ヒョウが同じ場所にいる/夢にまで見たシホテアリンの森/捕獲の準備だけで3年がかり/ついにクマがかかった!/9頭のクマの追跡が始まった/ヒグマとツキノワグマ、それぞれの暮らしぶり/変化しつつある沿海州の森で

あとがき 256
もっとクマを知りたい方への資料 260

KUMA Column
やっぱりクマが好き
 ─人はなぜクマに惹かれるのか
山に入る装備、教えます
クマに名前をつけないわけ
私の知っていたクマたち
クマは泳いで移動する
クマをほいほい誘う餌
クマ観察の革命、赤外線デジタルカメラ
シカの呪い、クマの呪い
野生動物の取り扱いと倫理
研究費を確保せよ
博物館へようこそ!
間違って捕られたクマはどうなるか
クマ引き取ります
上空からクマを追う

山?晃司[ヤマザキコウジ]
著・文・その他

内容説明

今や身近な動物になった日本のクマ。クマに遭ったらどうすればいい?クマと人とが、お互い無理なく暮らすには?現代クマ学の最前線と、クマを愛する“クマの人たち”の奮闘を、くま博士が熱く楽しく語ります。

目次

1 “クマの人”になるまで
2 世界のクマ、日本のクマ
3 クマと遭ったらどうなるか
4 クマを追いかけどこまでも
5 クマを知り、クマに学ぶ
6 クマを愛する“クマの人たち”
7 クマが教えてくれる私たちの未来
8 ロシア沿海州・クマ探検記

著者等紹介

山〓晃司[ヤマザキコウジ]
1961年東京都に生まれる。アマゾン川流域のオフロードバイクによる単独ツーリング&釣行、アフリカ・ザンビアでのライオン研究、東京都高尾自然科学博物館(廃館)学芸員、茨城県自然博物館首席学芸員などを経て、東京農業大学地域環境科学部教授。博士(農学)。動物生態学・保全生態学。日本クマネットワーク元代表・現在は国際交流委員会委員長。国際自然保護連合のアジアクロクマ専門部会委員。ミートハンター、フライフィッシャー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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更紗蝦

28
現代クマ学の最前線から、クマの生態、クマをとりまく環境、クマと人間の関係性などについて語っている本です。一般的にはクマには「害獣」のイメージがつきまといますが、クマ研究を通して原発事故による放射能汚染が環境にどれほど影響を及ぼしているかが判明する部分では、人間の害悪さを思い知り、その罪深さに慄然としました。クマの保護や駆除に関する問題は、完全に「NIMBY」であり、法的な整備、住民の理解と協力、行政の的確な対応の必要性を強く感じました。2019/10/31

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