内容説明
福島第一原発事故以前、日本では淡水魚の放射能汚染はまったく研究されていませんでした。第1部ではチェルノブイリ事故をはじめ、世界の知られざる淡水魚の放射能汚染をくわしく掘り起こします。第2部では福島第一原発の大事故により、いま日本の川と湖の魚たちに起きている放射能汚染の実態を見つめ、汚染の仕組みを考えます。そしてこれからの汚染の行方を予測します。私たちが選ぶべき暮らしの有り様がそこに見えてきます。
目次
第1部 世界の淡水魚の放射能汚染(問題の元凶 アメリカのチヌークサーモン;ヒバクシャ・イン・USA アメリカのボウフィン;チェルノブイリ原発事故 ウクライナのテンチ;風下の恐怖 ベラルーシのパイク ほか)
第2部 東日本の淡水魚の放射能汚染(イワナ、ヤマメ、ウグイ、アユ;ワカサギと霞ヶ浦の魚たち;マス類の湖とさまざまな魚たち;生態系としての問題;どう考えればいいか)
著者等紹介
水口憲哉[ミズグチケンヤ]
1941年生。原発建設や開発から漁民を守る「ボランティアの用心棒」として全国を行脚し続けてきた。千葉県いすみ市岬町在住。資源維持研究所主宰。農学博士。東京海洋大学名誉教授。国会事故調査委員会参考人(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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