内容説明
愛犬ココとの山歩き、焚火、薪割り、渓流釣り、畑を荒らすシカ、サル、イノシシとのたたかい、裏山に潜むクマ。地元とのあれこれと、守るべき愛する家族。犬と歩む人生、渓流釣り、山歩きなどのアウトドア遊び、南アルプスの麓に建てたログハウスでの、泣き笑いの日々。注目の大藪賞作家、ユーモアと人間味あふれる初めてのエッセイ集。
目次
犬と歩む
ようこそ山小屋へ
あのころ奥多摩で
都会のナイフ
薪を割る
サルを待ちながら
クマと生きる
“イセキ”を渡れ!
インタビュー
著者等紹介
樋口明雄[ヒグチアキオ]
1960年山口県岩国市生まれ。山梨県北杜市在住。満州活劇シリーズ、山岳小説など著書多数。スラップスティックも得意とする。野生鳥獣保全管理官たちの活躍を描く長編小説『約束の地』で、第27回日本冒険小説協会大賞、第12回大藪春彦賞をダブル受賞。南アルプスの麓に建てたログハウスで、家族と暮らす(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
小梅
72
釣り&アウトドアという点で森沢明夫のエッセイと共通する部分がある。字は違うが両者アキオだし(笑)樋口さんは渓流釣りとナイフなど刃物と暖炉と犬。森沢さんは海釣りとテントとバイクが真ん中にある感じですね。どちらも面白いですが、エッセイとしては森沢明夫さんの方が好きかも…2018/02/06
R
7
面白アウトドアエッセーかと思いきや、本格的に山暮らしをしている作家さんの日常エッセーでありました。山での暮らし方、猟犬との絆、猟のあり方などなど、独特の哲学とともに語られる内容が興味深く面白い読み物でした。特に、犬とのやりとり、しつけや訓練、猟犬として成長する主従といった感じで読み応えがあり、犬好きに対する理解が広がったように感じます。2015/01/10
みのにゃー
4
ハンターでも農家でもない作家ならではの視点。田舎暮らし(山暮らし?)に犬は絶対必要だと再確認。猟師のHさんがモデルという『約束の地』を読んでみたい。熊を簡単に駆除することも、駆除したハンターを糾弾することも間違いだという考えに同意。2015/03/10
6(ロク)
3
氏の作品のそのスケールの大きさに伴ったリアリズムが何故きちんと備わっているのか?が理解できる一冊でした、実体験や経験によって出た答えが彼の全ての言葉や物語のベースなのですね、とても良いエッセイでした。2017/12/25
あきひと
2
趣味のフライフィッシングや山での生活を綴ったエッセイ。田舎暮らしの苦労もあれど、ユーモアたっぷりで笑わせてもらいました。2020/12/31