感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ビシャカナ
1
自殺未遂の夫を抱える著者の苦しみが赤裸々に描かれる。ともすると著者の考え方にも反感を覚えるほどに。さらに不登校の次男と難しい年頃の長男も抱えており問題は多い。それでも家庭内はコミュニケーションがとれるようになる。著者もカウンセリングで自身の心の中を探っていったり、家庭菜園を通して前向きになっていく。それでも唐突に問題がぶり返してきたりと、一進一退が続く。著者の旦那さんは、決して悪い人でもなく、明るい性格だが子供っぽいところもある。こういう人だからこそ自殺という衝動にかられたのかもしれないなと、ふと思う。2015/03/26