内容説明
この本は、一九九五(平成七)年一月十七日の阪神・淡路大震災のあの日から、十年目に入る今日に至るまで、立場はそれぞれちがうけれど、また肩書も時を追ってお互いに違っていったけれど、復興への熱い思いを共有してきた三人の被災地の女性たちの共著です。
目次
第1章 ボランティアからNPO、そして地域の新よろずやへ(ピンチをチャンスにした女性たち;NPO版コンソーシアム;地域に彩とりどりの花を咲かせる女性たち―地域通貨など ほか)
第2章 NPOからコミュニティ・ビジネスへ―その軌跡と広がり(震災復興とともに歩む;ボランティアからNPOへ、そしてネットワークへ;オーダーメイドのコミュニティ・ビジネスを応援―生きがいしごとサポートセンター阪神)
第3章 民間と行政がともに公を担って(震災後の女性たち;私たちが学んだこと;活動を進めるなかで―人、場所、資金、情報とネットワーク ほか)
著者等紹介
中村順子[ナカムラジュンコ]
1947(昭和22)年生まれ。総合商社、広告代理店勤務を経て、1982(昭和57)年から、神戸ライフケア協会のコーディネーター、事務局、理事。1995(平成7)年2月から、「東灘地域助け合いネットワーク」代表幹事。1996(平成8)年、「コミュニティ・サポートセンター神戸」代表。1999(平成11)年、「特定非営利活動法人コミュニティ・サポートセンター神戸(CS神戸)」理事長
森綾子[モリアヤコ]
1947(昭和22)年生まれ。点訳ボランティアやガイドヘルパーを経て、1987(昭和62)年から、宝塚市社会福祉協議会ボランティア活動センターのボランティアコーディネーター。1998(平成10)年、「宝塚NPOセンター」設立。1999(平成11)年、「特定非営利活動法人宝塚NPOセンター」理事兼事務局長。2002(平成14)年より、「生きがいしごとサポートセンター阪神」センター長を兼務
清原桂子[キヨハラケイコ]
1952(昭和27)年生まれ。関西大学文学部講師を経て、1992(平成4)年、兵庫県立女性センター初代所長。震災後、生活復興局長、労働部長、復興本部総括部長、県民生活部長を経て、2002(平成14)年から、兵庫県理事
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