内容説明
養和の大飢饉と、うち続く一揆を見つめつづけた親鸞、寛正の大飢饉と、あれくるう土一揆に遭遇した蓮如。「おれは、おれの中にいるはずの、もうひとりの自分をさがしに旅に出る」幕末の宮城県北地方を舞台に、大飢饉と凄絶な大一揆に翻弄されながらも、若者たちは、熱く、高く、時代を駆け抜けていった。
著者等紹介
伊藤仁[イトウジン]
主な著書に、『蝦夷の幡風(はたかぜ)』『砂漠の薪能』『海神(わだつみ)よ眠れ』『幕末疾風録上・下』(以上筑波書房)、『まほろばの東』(東洋出版)がある
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