内容説明
本書では、第一章でアメリカの戦争政策を歴史的に検証し、第二章で世界を動かす根本原理が「資本の意志」から「支配の意志」に大きく変わりつつあることを述べ、第三章で日本が一〇年を超える不景気のなか、無為無策を続けたためにアメリカを戦争に追い込んでしまった事実、第四章でこの戦争政策で、今後日本および世界経済がどうなっていくのかについて述べている。
目次
第1章 アメリカの戦争は経済政策だ―景気対策のために人殺しをいとわない謀略の大国(「国益」のために戦争政策をとらざるを得ないアメリカ;「リメンバー・アラモ」から始まった戦争へ向けた世論操作 ほか)
第2章 「支配の意志」が世界を動かす―自由なマネー経済の時代から力が支配する時代へ(世界各国で次々誕生する右派政権は何を意味するのか;「資本の意志」から「支配の意志」へ時代は大きな転換期を迎えた ほか)
第3章 アメリカを戦争に追い込んだ日本―日本の無為無策が世界経済再生のチャンスを潰した(不良債権を処理しても日本の景気は回復しない;資本主義の原則を無視した小泉構造改革は間違いなく失敗する ほか)
第4章 日本はマネー経済で大復活する―円高、高金利で日本は新たな繁栄の時代を迎える(日本のいまのデフレは一九七一年から始まっていた;グローバル経済下ではインフレは心配する必要がない ほか)
著者等紹介
増田俊男[マスダトシオ]
時事評論家、国際金融スペシャリスト。慶応義塾大学商学部卒業。東急エージェンシー勤務ののち、74年アメリカンドリームを求め渡米。体当たりでアメリカを知り尽くす。86年からハワイに渡り、先住ハワイアンの復権運動を支援。法廷闘争による広大な土地奪還成功は、93年クリントン大統領の対ハワイアン謝罪声明を導きだした。94年パラオ共和国がアメリカから独立するや、同国会アドバイザーに任命され、同国のオフショア銀行法制定に貢献、同国籍サンラ国際信託銀行会長に就任。月刊『資本の意志』編集主幹。ラジオ番組「増田俊男の本日の目からウロコ」を放送中(月~金:ラジオもりおか他4局)。情報ホームページ『時事直言』(http://masuda.luvnet.com)は2001年後半の戦争・円高を予言、的中させたことでアクセスが急増中。「同時多発テロの真相」等の「直言」が広く注目されている
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
-
- 和書
- 楽園の犬 ハルキ文庫
-
- 和書
- マテリアル人事労務管理