目次
プロローグ 生徒指導・教育相談の不易と流行 2つの事例から(ネットいじめに悩んだエリカさん―まずは子どもと一緒に悩む;ケータイ依存の真希さん―友達の手前、言わざるを得ないこともある)
流行編 スマホ時代、どんな知識を得、どう対応するか(「ネット上の彼氏の何がダメなの?」―今どき女子の「常識」;LINEで「裸の写真、ばらまくぞ」―スマホ・ネットでどんな被害が?;スマホについての座談会―ネット依存、LINE漬け…スマホを手放せない若者たち ほか)
不易編 スマホ時代でも変わらない、生徒指導・教育相談の極意(「毅然たる指導」の本当の意味は―「心の支援」が必要なことに気づくまで;「わかる。わかるけど、あかん」―児童自立支援施設の寮長の言葉から;ワルにはワルのプライドがある―まず「おまえのことが大事」と伝える ほか)
著者等紹介
竹内和雄[タケウチカズオ]
兵庫県立大学環境人間学部准教授(教職担当)。公立中学校で20年間、生徒指導主事等を担当(途中小学校兼務)。市教委指導主事を経て、2012年より現職。生徒指導を専門とし、いじめ、不登校、ネット問題、生徒会活動等を研究し、「教師塾センセーション」を主宰している。文部科学省、総務省等で、子どもとネット問題等の委員を歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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しゃちべえ
3
仕事がらみで読みました。スマホ依存、LINEいじめなど、他で研修も受けたけれど、この本で納得したのは、ツールが変わって変わる部分とそうでない不易な部分とをきちんと切り分けているところ。何かに依存してしまう、そういう心理は時代を問わずあるのだと思う。それはそれとして、新しいツールに対しても、やはりただ怖い、危ないと禁止するだけでは説得力は産まれない。新しいところと、変わらないところ。どちらもきちんとおさえていかなければ。2014/07/08
epitaph3
2
スマホやLINEの問題。そして、生徒指導の不易のことと。一気読みした。子どもの気持ちをじっくりと聞いて受け入れてから、指導方針を考えること。子どもの行動の裏を考えること。子どもをケアする。寄り添う。そこを目指したい僕は、生徒指導や教育相談に強い興味があるようだな。そして、LINE。積極的に使い方と問題を教えないといけないな。スマホやLINEの時代なのだ。臭いものに蓋をするような、禁止ばかりというわけにはいかない。2014/06/21