内容説明
本書のチェックリストを使うと、対象となる子どもの状態から不登校のタイプと段階が分かります。本書のチェックリストを使うと、不登校のタイプと段階に応じた具体的な対応策が分かります。
目次
第１部 不登校理解の基礎知識（不登校対応の問題点；見立ての意味と手順―かかわりに見通しと根拠を与える；不登校のタイプ分け ほか）
第２部 タイプ別の対応の事例（Ａタイプ（心理的要因をもつ急性型）の事例―“音”の中に逃げ込んだマリさん
Ｂタイプ（心理的要因をもつ慢性型）の事例―お母さんと離れることができないトモミちゃん
Ｃタイプ（教育的要因をもつ急性型）の事例―「明日から学校に来ない！」と宣言して不登校になったさち子さん ほか）
第３部 かかわりが行き詰まったときの「次の一手」（かかわりが行き詰まるときの「担当（学校）要因」
両親が共働きで、朝子どもを起こすが、両親が出勤してしまうと、また寝てしまう
朝迎えに行くと一緒に登校するが、毎日迎えに行けない ほか）
著者等紹介
小澤美代子［オザワミヨコ］
昭和１９年生まれ。昭和４２年に東京教育大学教育学部心理学科卒業後公立高等学校教諭を経て、長く教育相談機関教育相談部（部長兼次長）に勤務し、平成１７年に退職。その間、平成１２年に筑波大学大学院教育学研究科カウンセリングコース修了。千葉大学教育学部（客員）教授。臨床心理士、学校心理士。日本学校教育相談学会学会誌作成委員、日本生徒指導学会理事（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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るい
3
まだ不登校に至っているわけではないが、不登校にしたくない。休みがちな生徒への現在の対応は合っているのか確認する意味もこめて、じっくり再読した。不登校を６タイプに分け、それぞれ必要な対応が書かれている。また時期に応じて５段階に分けられており、それぞれの段階に必要な支援も書かれている。不登校が身近になってしまった今、この本は本当に勉強になる。事例も豊富なため、自分の場合と照らし合わせて参考にすることができる。困っている教師・保護者必読の一冊。2014/08/25
るい
2
文科省の調査と照らし合わせ、不登校を「心理的要因」「教育的要因」「福祉的要因」の３つに分け、かつ「急性的」「慢性的」の２つに分けた、計６パターンに分類している。６つの分類のどれに当てはまるか考えるだけで、正しい対応ができそうだ。またチェックリストや事例が豊富なので、自分の現状把握や見立ては正しいのか、振り返ることができる。熟読して、自分の対応に活かしたい。2014/05/24
HG
0
とても解りやすいです！2016/01/09
ふああ
0
具体的で興味深かったです。親が読んでもOK。すぐ試せるチェックリストが豊富。今どの段階なのか、どんな方法があるのか具体的でよい。2012/04/25
