内容説明
著者は三十数年間、高校で国語の教員をしてきた。そのうち、二十年間は各高校の相談室に常駐。相談室で、生徒や保護者の方、担任の先生と話して、教えていただいたり、ハッと気がついたり、そうだったのかと納得したりして、学んだことはたくさんある。本書は、そのような「相談室」での経験と、経験から学んだ著者の考えを、綴ったものである。
目次
第１章 相談室にいて考えること（「休まなければ壊れてしまう」という生徒がいます；生徒たちは体だけでなく心も成長しています ほか）
第２章 心に残った生徒たち（心の病気は保護者や医師とともにケアしました；相談にのった生徒と保護者の「心」を伝えます ほか）
第３章 私がしてきたこと、大事に思うこと（生徒の居場所をつくりました；先生も自分を開くと居心地がよくなります ほか）
第４章 「相談室」から「学校のあり方」を考える（一斉でなく生徒一人ひとりを大切にしたいです；先生は生徒とともに学ぶ人でありたいです ほか）
著者等紹介
田中京子［タナカキョウコ］
１９４０年生まれ。京都女子大学文学部国文学科卒。公立高校教諭。日本学校教育相談学会認定学校カウンセラー
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